【裏声+エッジボイス =ミックスボイス?】

 

エッジボイス 。

 

映画呪怨の「ア”ア”アア”…」みたいな声ですね。

 

【参考音源:エッジボイス 】

 

(最高に気味が悪くてすみません)

 

聞いたことありますか?

 

 

今まさにこの瞬間に、僕の一番仲がいいトレーナーさんとお話しているのですが、

 

彼はまさに、この”エッジボイス ”で人生をいい方向に狂わされた男です。w

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ちょっと彼のことを説明すると、

 

彼はこの前まで

 

皆さんも知っているであろう最大手の有名なスクールに勤務していた先生なんですよ。

 

ただ、彼はもうそのスクールを退職してきたそうで。

 

 

ことの発端は、「裏声にエッジボイス を混ぜるとミックスボイスになる」

 

という情報を手にした彼の生徒さんから始まったのですが、、

 

生徒さん

 

「裏声にエッジボイス を混ぜようとしているんですが、

 

強い裏声にしかなりません…」

 

 

 

「それは当然だよ。心配しなくていいよ。

 

エッジボイスは確かに地声の筋肉を使うけど、ミックスで使われるのは

 

別の地声の筋肉だからさ。

 

他にもミックス習得する方法はあるから

 

焦らずやってこうぜ。」

 

 

生徒さん

 

「分かりました!」

 

 

いや、本当にこのままのやりとりかは知りませんが、彼から聞いたのはこんな感じの話で。

 

 

確かに、彼の言う通り、

 

裏声にエッジボイス を混ぜようとしても、”歌に使えるミックス”にはならないんですよ。

 

 

歌に使えるミックスボイスって、ある程度地声感が必要なので、

 

地声の筋肉の中でも”内筋(内甲状披裂筋)という筋肉にたくさんお仕事してもらわなければ困るんですよね。

 

でも、エッジボイス で使えるのは、同じ地声の筋肉ではあるものの、

 

外筋(外甲状披裂筋)。つまり別の筋肉。

 

 

だから似ているようで、全然違う筋肉なんですよね。

 

 

そりゃ、天と地がひっくり返ってもミックスになりようがないですね。

 

 

まあ、ここまでは普通に勉強しているトレーナーなら当たり前に知っていることなので、

 

別にどうでもいい話なのですが。

 

 

ただ、ここからが大問題です。

 

 

結局、彼は正攻法で生徒さんにミックスボイスを習得させてあげようとしたらしいのですが、

 

なんと、そのスクールの代表から狂ったように怒られたらしいんですよね。

 

 

「勝手に余計なこと教えてんじゃねえ!」

 

「裏声からエッジボイス でミックスって、マニュアルで決まってんだろうが!」

 

と。

 

普通にパワハラです…笑 

 

 

え、本当にこんなことあるの?と思われるかもしれないですが、

 

「大手では普通にあるよ」と彼は”当たり前のように”言うのです。

 

 

「色々と生徒さんのことを考えてきちんとメニューを練り上げる人間ほど潰される」と。

 

 

彼が、昔

 

「やっぱりダメだ。マニュアルに縛られてちゃんと教えられない。

 

もう今すぐここを辞めたい。このままじゃマニュアル人間になっちまう。」

 

 

と愚痴をこぼしていたのはこんな理由だったんだなと。改めて納得しましたね。

 

 

だって、その生徒さんが”裏声+エッジボイス”で奇声になってしまうのを知っているから、

 

彼は、正しいことを教えてあげようとしたわけですよ。

 

 

 

あれ、本当に抜け出すの大変なんです。一回あの裏声エッジの泥沼にハマっちゃうと。

 

奇声になるし、キンキンするし、地声感も出ないし。。

 

僕も経験しているから分かるんですよ。

 

 

それを組織の全員でよってたかってイジメて…正しい彼を責め続ける大手組織はやっぱり狂ってます。

 

 

僕はそんなこと絶対に許せません。

 

 

結局、彼とその仲間の優秀なトレーナーたちは次々と独立して、今は個人でやってます。

 

今頃になって、代表から電話がかかってきて「戻ってきてくれ」と泣き付かれているようですが、

 

そんなずさんな管理体制なら、大手に優秀なトレーナーが少ないのは仕方ないし、納得しました。

 

 

一方、牢屋から抜け出した彼らは、

 

腐ったマニュアルに縛られることもなく、”ちょろっと発声やってあとはひたすら曲を歌わせる…”

 

みたいな陳腐な指導もやらされなくてよくなったそうです。

 

 

思う存分生徒さんのことを考えて指導できていて幸せだと言っています。

 

 

前々から、僕の周りの独立系ボイストレーナーは異常に優秀な人が多いと思ってましたが、今回の件でなんとなく

 

理由が分かった気がします。

 

 

出先なので、文章がめちゃくちゃで申し訳ないです。

 

明日またLINEしますね。