こんにちは、ボイストレーナーの金子太登です。
今日紹介するのは、かなりオススメです。
人によっては今日、生理的な音域が１オクターブ以上伸びるトレーニングです。
ただでさえ、退屈なボイトレです。
これも物語形式でお話していきましょう。
口語体で失礼しますね。
「限界の音域広げたいなら、息吸って声出してみたら？」
当時のボイトレ仲間が僕に言った。
「はい？何言ってんの？」
「息を吐かなければ、まともな声なんて出せないでしょ？w」
と思ったのと同時に、
なんか喉にも悪そうだし、嫌な予感がするなあ〜。。
と思っていた。
でもまあ、本人が結果出てるんだからやってみるか
とも思い、実際にやってみた。
教えてくれた仲間を信じてやってみた。
この時は、そんな奇声上げて、効果あるのか？と思ってひどく怪しんだが、
今となっては素直にトレーニングに取り入れてみて本当によかったと改めて思う。
昔の僕には、ひたすら感謝である。
で、実際にやってみたら神だった。
僕は、息を吸い込みながら、裏声を出した。
（やり方の詳細はここに書きました。）
パスワード：sbm1221
結論から言うと、今までどんなに力んで出した裏声でも届かなかった音域がアッサリとでた。
その瞬間に、生理的な音域が１オクターブほど上がった。
どうやったかを説明してみる。
まず、喉に悪いかもしれないと怪しみながら、
恐る恐る、、息を吸い込みながら”とても汚い”裏声を出した。
「こんな汚い声出していいのか？」と思いながらも、とりあえず言われた通りに
出してみた。
で、それではちょっと難しかったので、その人のアドバイス通りに、喉仏を上げながらやってみた。
死ぬ気で取り組んだら、
その日のうちに、普通の裏声よりも高い声裏声が出るようになった。
１週間続けたら、いきなり今まで出なかった気流音にも似た高い裏声が出た。
声を出しているよりも、声帯で笛を吹いている感覚に近かった。
もちろん、歌に使える声ではないが、発声できる生理的な音域の限界が１オクターブほど上がった。
しかもたった１週間で。
自分の発声の伸びしろの可能性に心からワクワクした。
味をしめた僕は、この声を使い回して、今までどう逆立ちしてもかけられなかった負荷を筋肉にかけ、音域を上げただけでなく、ボイストレーニングの質を１段と高めたとさ。
終わり。
僕は、この吸気発声を通して、どんな声でも何かしらのトレーニングになっている可能性があることを知り、
とりあえずは、どんな声でもまずは毛嫌いしないで発声してみることを選びました。
誰かがリスクがないことを証明してくれたものは、どんなことでも積極的に挑戦すべきと思います。
この声を”なんとなく”毛嫌いして、出していなかったら、今の僕の声はありません。
「こんな声が好き。」
「こんな声は嫌い。」
「この声は喉に悪そう。」
その固定概念・思い込みが、喉をどんどん不自由に追い込みます。
時には、叫び、時には人には聴かせることができない奇声とも言える声をだすことが特効薬になることもあるのが本来のボイストレーニングです。
特に、今まで特定の声に偏って練習をしていた方は、ぜひこういった別の角度から見
たトレーニングを取り入れてみてくださいね。
追伸
実は、このトレーニングって「吸気発声」って言いいまして、
元々どうしても裏声が出せない方などにも処方する、れっきとしたボイストレーニングツールなのです。
日本でもボイストレーニングを熱心に研究されている一部のトレーナーは普通に使用しているツールなんですね。
なんで怪しいと思って怖がっていたのか、今となっては意味不明ですw
————————————–
【「自由な喉」養成講座】
根本から自由な喉を構築し、高い歌唱力を身につける講座です。
→
https://note.com/mixedvoice/n/nfb9b059e61e9
【レッスン詳細】
都内・スカイプでマンツーマンのプレイベートレッスンを承っております。
レッスン料金・予約状況等はこちらからご確認下さい。
【Youtube】
自由に歌えるようになるための有益な情報を発信していきます。
→
https://www.youtube.com/channel/UC9hfQ5gLcmTa4UXtFYVxGSw/videos