ミックスボイスの威力

 

こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

 

 

 

昨日お話しした通り、

 

僕はもともと目も当てられないほどの音痴でした。汗

 

 

 

宇宙戦艦ヤマトを歌えないほどの狭い音域、

 

子供っぽい気持ち悪い声質、

 

ピッチ感の悪さ…

 

(音程が取れない)

 

 

 

どこからどうみても音痴の部類でめちゃくちゃ悩んでたのです。

 

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ですが今では劇的に歌唱力を高めて

 

あらゆる曲を自由自在に歌えるようになりました。

 

 

 

裏声みたいな楽な体感、高音の地声感、

 

分厚い高音に、壁にヒビが入るほどの声量、

 

追い求めていた声質…

 

 

 

欲しかったスキルは全て手に入れて

 

一気に歌唱力を高めることができたのです。

 

 

(まだ全く満足してないので精進していきます。)

 

 

もちろん歌唱力が上がったのは僕だけではありません。

 

 

 

歌唱力をグンと高めて

 

今では登録者30万人超えの音楽系Youtuberとして活躍して

 

いる人もいます。

 

 

 

あるいは趣味で組んでるバンドで活躍してる人もいますね。

 

 

 

彼はむかし僕レベルの超音痴だったのですが(失礼)

 

今では50以上のバンドグループから引っ張りだこになるほ

 

どの人気ボーカルになってます。

 

 

 

まあこの歌唱力ですからね。。

 

 

 

【生徒さんの歌唱音源】

 

 

(※直撮りらしいので、音質に関してはご愛嬌)

 

 

地声感溢れる高音、

 

太くパワフルな声、

 

壁にヒビが入るほどの声量、

 

 

どれをとってもトップレベルの歌唱力ですね。

 

 

 

こんなふうに僕が教えた人たちは、みんな揃いも揃って

 

圧倒的に歌が上手くなっていくのです。

 

 

 

じゃあなぜ彼らは音痴からでもグングン歌唱力を高められた

 

のか?

 

というと、これはシンプルなお話です。

 

 

 

ミックスボイスを極めたからです。

 

 

 

ミックスは全てのスキルの土台となるものです。

 

 

 

地声感のある高音、高音の太さ、声量、声質、

 

ビブラート、フェイク、ウィスパーボイス、がなり、シャウト、、

 

 

 

全てのスキルの根底にはミックスがあります。

 

 

 

だからミックスを極めるとあらゆるスキルが

 

芋づる式に身についていくんですよ。

 

 

 

たとえば ミックスを極めると、

 

最終的には地声で爆発的な高音を出せるようになります。

 

 

 

すると今度は声に太さが出て、

 

太い声は倍音が豊かになるので、声量も出てきます。

 

 

 

そして何より音域に余裕が生まれるので、

 

 

 

音程を取りやすくなり、

 

抑揚も自由自在になり、

 

魅力的な声質になっていきます。

 

 

(声質を自由にコントロールできる余裕が生まれるため)

 

 

 

その結果たくさんのスキルを自由に使えるので、

 

表現力も豊かになり、聴く人を感動させる歌を歌えるように

 

なってるわけですね。

 

 

 

このようにミックスボイスを徹底的に極めた人間は

 

圧倒的に活躍できるシンガーになっていくのです。

 

 

 

ただその一方で、ミックスを習得してない人たちは

 

歌うことにめちゃくちゃ苦戦してるのも事実です。

 

 

 

僕自身がその一人でした。

 

 

 

歌を始めた当時、僕は毎日のようにカラオケで歌いこんで練習していました。

 

 

ただ、どんなに目標のアーティストを真似して歌いこんでも

 

そもそも高音が苦しくて余裕がなかったので

 

感情表現ができなかったんですよ。

 

 

 

感情を込めて歌いたいと思っても

 

スキル(喉)がその気持ちについてこないんですね。

 

 

 

高音を出すことで精一杯なので

 

音程は外れ放題。

 

(そもそも音が届かない)

 

リズムもぐちゃぐちゃ。

 

 

無理やり喉を絞って出した汚い声質。

 

 

 

こんなふうに全ての問題の諸悪の根源は、

 

“音域に余裕がないこと”だったのです。

 

 

 

音域が狭く、発声に余裕がないから表現まで頭が回らない

 

です。

 

 

 

そこで、思い通りに感情を歌に込められるようになるために

 

まずは発声をトコトン磨いていきました。

 

 

 

もっと言うとミックスを極めることに一点集中したのです。

 

 

 

張り上げ癖がつかないように、大好きなカラオケ通いも封印して

 

ミックスの練習に一点集中してましたね。

 

 

 

そしてこれが功を奏しました。

 

 

 

まずミックスを習得したことで、

 

音域にたっぷりと余裕ができたのです。

 

 

 

そして音域に余裕ができると、音程もピッタリ合わせられ、

 

声質もコントロールでき、リズムにも気を配れ、抑揚もつけられ、、、

 

 

 

こんなふうにミックスを習得したことをきっかけに

 

次々と問題が解決して、思い通りに感情を込めて歌えるよう

 

になったのです。

 

 

 

こんなことなら最初からさっさとミックスを極めておけばよ

 

かったと思いましたね。汗

 

 

 

ただガムシャラに歌いまくっていた時間がホントにもったい

 

なくて、心底後悔してます。

 

 

 

だから皆さんには

 

ミックスを極める → 歌い込む練習

 

この順番で効率よく歌唱力を高めていってほしいなと思います。

 

 

 

ただこんなことを話すと

 

 

「ミックスの習得には才能が必要なんじゃないの?」

 

とよく聞かれるのですが、そんなことないんですよ。

 

 

 

ミックスに特別なセンスや才能なんて一切必要ありません。

 

 

 

僕らがミックスを習得できたのは

 

明確な”型”を学んで、その型通りに淡々と練習してきたから

 

です。

 

 

 

実はミックスの習得方法自体は

 

すでに100年以上前から体系化されてるんですね。

 

(もちろんその基本の型をもとに、内容は進化を続けていますが)

 

 

 

リードやフースラーといった発声学の最高権威が

 

研究に研究を重ねて確立したミックス習得の鉄板の型がある

 

のです。

 

 

 

実際に僕は次の2つのステップをやってきました。

 

 

① 発声の土台を固める

 

② その上でミックスの練習をする

 

 

 

① 発声の土台を固める

 

まず最初に、ミックス発声に必要な喉の筋肉を鍛えていきました。

 

かんたんに言えば、”喉の筋トレ”ですね。

 

 

 

たとえば 力強い声を出すための地声の筋肉を鍛えたり、

 

高音を出しやすくする裏声の筋肉を鍛えたり。

 

 

 

ときには

 

喉を吊り下げている筋肉を鍛えたり。

 

 

 

そんなふうにしてミックス発声に必要な喉の筋肉を

 

一つ一つ丁寧に鍛えていったのです。

 

 

 

なぜなら喉の筋肉を鍛えないでミックスを習得するのは

 

無理ゲーだと気づいたからです。

 

 

 

歌うことって、スポーツと同じで筋肉運動なんですよ。

 

たとえば僕らが走るときは足や腕の筋肉を使いますよね。

 

 

 

歌でもそれと同じように、喉の筋肉を使って

 

いろんな種類の声を出していくのです。

 

 

 

高い声も、低い声も、大きな声も、小さな声も、

 

芯のある声も、息っぽい声も、ビブラートも、フェイクも、

 

がなりも、シャウトも

 

 

すべて喉の筋肉を使って出します。

 

 

 

で、その中でもミックス(高い声)は

 

喉の筋肉を“強力に”使う必要があるんですね。

 

 

 

つまりミックスを発声するためには

 

喉の筋肉がゴリゴリに発達してなきゃいけないわけです。

 

 

 

ただ、僕ら日本人は喉の筋肉がめちゃくちゃ弱いんですね。

 

 

 

日本語は喉声になりやすいので、普通に話しているだけでは

 

ミックスに必要な喉の筋肉が鍛えられないのです。

 

 

 

だから喉の筋肉を鍛えずに

 

ミックスを発声するのは難しいんですよ。

 

 

 

実際、僕は喉の筋肉を鍛えずに

 

ミックスのコツを掴むようなトレーニングばかりやってまし

 

たけど、

 

いつまで経ってもミックスは習得できませんでした。

 

 

 

スケール練習で「ネイネイ」と声を出したり、

 

ひたすら裏声にエッジボイスを混ぜてみたり、

 

鼻に響かせてミックスを探ってみたり。

 

 

 

ミックスのしっぽを掴もうと思ってめちゃくちゃ努力した

 

けれど、その努力は報われなかったんです。

 

 

だからミックスの練習をする前に 喉の筋肉を鍛えてしまおうと思ったのです。

 

 

② ミックスの練習をする

 

そして、その上でミックスの練習をしました。

 

 

土台作りで鍛えた喉の筋肉やパーツを上手に動かせるようにしていくわけですね。

 

 

地声と裏声を繋いだり、

 

ミックスに特化したスケール練習をしたり。

 

 

地声と裏声を混ぜてどんどん高音を楽にしていくのです。

 

 

こんなふうに、

 

ミックスを習得するためにやるべきことは

 

ある程度テンプレ化されてるんですよ。

 

 

 

〇〇の声を出すためには、▼▼の注意点を意識して

 

××の筋肉を鍛えて、、

 

 

と、やるべきことがハッキリ決まってるんです。

 

 

 

だから極端な話、

 

カンニングペーパーを見ながらテスト解くようなものなので、

 

誰がやっても同じ結果が出ます。

 

 

 

年齢やセンス、性別関係なく、

 

この型通りにトレーニングを実践できれば

 

誰でもあっさりとミックスを習得できてしまうのです。

 

 

 

もちろん最低限の努力は必要ですが、

 

正しい方法を知っていれば、誰でも習得できるのは間違いありません。

 

 

 

だからこそミックスを恐れないで

 

ちょっとずつでもいいので学んでみてくださいね。

 

 

 

今日の内容を振り返ると、

 

 

・ミックスを極めればどんなフィールドでも活躍できる

 

・ミックスの習得には明確な型があるので、誰でも習得できる

 

ということでした。

 

 

 

そして、明日はそのミックスボイスを僕が

 

どんなふうにして習得してきたのか?

 

リアルなところを話していきたいと思います。

 

 

 

楽しみにしててくださいね。

 

それではありがとうございました。^^

 

追記

 

ミックスボイスを習得する型の基本をわかりやすく解説したので、

 

もしミックスの習得に興味があれば実践してみてください。

 

 

ステップバイステップで、初心者の方でも無理なく実践できるように設計してます。

 

 

学んでいくうちに

 

「こうやってミックス習得するんだなー」

 

と、ミックスまでの道のりがハッキリしてくると思うのでぜひ。^^

 

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