ミックス練習に明け暮れたYoutuberの末路とは…

 

 

こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

 

 

今回開講したミックスボイス習得講座「幹」ですが、

 

今朝確認したら、110名を超える方に参加していただいていました。

 

 

土台を固める重要性に気づいているのはかなり少数派なので、

 

その中でもこれだけの方が、土台作りへの第一歩を踏み出してくれて嬉しいなと思います。

 

 

 

ぜひ、着実に土台を固めてミックスボイスを習得していってください。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、

 

今回は「幹」を開講しようと思った理由を話します。

 

 

 

僕が今回の講座「幹」を開講しようと思った理由。

 

 

それは周りを見ていると、ミックスボイス単体のテクニック的な練習方法に

 

踊らされてしまっている人が多く、

 

ミックスボイスの習得に重要な「発声の土台」を固められていない人が多いな、、と

 

思ったからです。

 

 

 

今はインターネットの発達のおかげで、僕らはたくさんのボイトレ情報に触れることができるようになりました。

 

 

ミックスボイスの習得方法にしても、いろんなアプローチを解説した動画にアクセスすることができて、

 

これって本当にすごいことだなと思うんですね。

 

 

 

ただそれらのミックスボイス単体の練習方法は、あくまでも

 

発声の「土台」をガチっと固めた人が、最後の仕上げとしてやるから

 

うまくいくものなのです。

 

 

逆に言えば、一部の天才を除いて、

 

発声の土台が固まっていない人はミックスの練習の前に発声の土台を固めないといけないのです。

 

 

 

たとえば、

 

ごちゃごちゃに絡まった喉のパーツを整理整頓したり、

 

ミックス発声に必要な筋肉を鍛えたり。

 

 

そういった発声の土台を固めて、初めてミックスボイス単体の練習方法は活きるのです。

 

 

 

ミックスボイス単体の練習って、木でいうところの”枝葉”の部分でしかないんですね。

 

 

本当に大事なのは、枝葉を支える木の「幹」の部分、つまり土台なのです。

 

 

発声の「幹」をしっかり育てて、ミックスボイスという名の最高の果実を実らせてほしい。

 

そんな想いから、この講座名を「幹」としました。

 

 

本当、土台を固める威力って凄まじいものがあるんですよ。

 

 

たとえば僕のスクールには、第一線で活躍するプロ歌手や音楽系のYoutuberがゴロゴロいるわけですが、

 

その中で、歌が苦手だった状態からから人気音楽系Youtuber(アーティスト)になった人が

 

いるんですね。

 

 

彼は今でこそ、登録者数十万人レベルでファンがいて、

 

歌唱動画をアップした瞬間、雪崩のように

 

賞賛のコメントが届くほどの歌唱力があります。

 

 

 

そんな彼も、もともとは特に高音が苦手で、

 

高音になると、叫んでしまって苦しそうなキンキンした細い声になることに

 

悩んでいたのです。

 

 

 

ちなみに彼も、昔の僕と同じように、

 

”とにかくミックスボイスの練習だけやっておけば大丈夫だ”と

 

考えていたみたいで、

 

ミックスボイスの練習「だけ」をひたすらやってました。

 

 

地声と裏声を繋いだり、

 

お決まりの「ネイネイ」「マンマン」「ノウノウ」。ミックス特化系練習やってみたり、

 

裏声にエッジボイスを足してみたり。

 

 

土台を固める重要性を知らなかったからか、

 

ミックス単体の練習に取り憑かれていたんですよ。

 

 

まんま、昔の僕のクローンみたいな人でしたね。笑

 

 

だからこそ僕は、ボイトレを始めた頃の自分にアドバイスをするつもりで、

 

 

「ちゃんと土台作って、その上でミックスの練習やったら

 

上手くいきますよ。」

 

と、彼にアドバイスをしたのです。

 

 

 

そして、その日から彼は目の色を変えて

 

夢中で発声の土台を作りを始めました。

 

 

 

喉のパーツを丁寧に分離して、それを強化して、、

 

と、毎日毎日僕が伝えたトレーニングを実践してき、

 

発声の土台をガチガチに固めていったんです。

 

 

結果、彼は今までの練習が嘘だったかのように、

 

ミックスボイスを習得でき、楽に高音を発声できるようになったのです。

 

 

 

こんなふうに、今までどんなボイトレをやってもうまくいかなかった人間でも、

 

本当の意味で発声の「土台」を固めれば、迷うことなくスルスルとミックスボイスを習得できてしまうのです。

 

 

 

逆に、もしあのとき彼が

 

僕のアドバイスを受け入れてくれてなかったらと思うとゾッとします。

 

 

 

冗談抜きに、今ごろ彼の声はかなり悲惨なことになっていたでしょう。

 

 

 

基本的に、土台がない状態でのミックスボイスを練習していると、

 

喉を締める癖がどんどん強まっていくので、

 

 

彼は今でも喉を締め付けて苦しそうに高音を歌っていたと思うし、

 

 

高音はさらに細くキンキンとした声になって、

 

日に日に汚らしい声になっていくことに深く悩んでいたでしょう。

 

 

いわゆる志村発声ですね。

 

 

 

喉締めが究極まで酷くなると、志村けんさんみたいなペラペラした声になることからネットでそう

 

呼ばれ出したみたいです。

 

 

とてもじゃないですけど、

 

そんな声じゃアーティスト活動はおろか、カラオケですら歌ヘタ扱いですよね。

 

 

歌が下手で馬鹿にされるのって、結構つらいんですよ。

 

 

馬鹿にされるのが嫌すぎて、あえて最初からふざけて歌ってみたり、

 

面白い歌詞の曲を必死でストックしてしまったり。

 

 

そんなことまでやってしまう人もたくさんいます。

 

 

 

もし彼がこんなことになっていたなら、

 

どう考えたって、”悪い意味”で彼の人生は変わっていたと思うんです。

 

 

 

そんな最悪な結末だとしたら、ボイトレなんて最初からやらなくても一緒じゃないですか。

 

ただ大変なだけで、やってもやっても”頑張り損”になってしまうのだから。

 

 

 

だからこそ、どうせやるならガチっと発声の土台を固めて、

 

着実にミックスボイスを習得して自由に歌う喜びを噛み締めてほしいと思うのです。

 

 

 

やったらやった分だけ、着実にスキルが身につく状態になってほしいのです。

 

そのための土台作りであり、今回の講座「幹」があります。

 

 

ぜひ一緒に頑張りましょう。

 

 

【ミックスボイス習得講座「絆」】

 

 

ミックスボイス習得講座「幹」