声質を良くするためには?
こんばんは、ボイストレーナーの金子太登です。
昨日、シンプルに
「地声の声質が気持ち悪いのですが、
声質って変えられるのですか?」
と質問をいただきました。
結論から言うと、
声質は変えられます。
使う筋肉だったり、
共鳴のさせ方だったり
発声は、
後天的に変えることができる要素がかなり多いので、声質はガラッと大きく変えることができるのです。
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例えば、モノマネ芸人さんなどで、
様々な歌手のモノマネをたった一人でやってのけてしまう方っていますよね?
あれは、まさに発声方法を変えることで声色を自由に操っているからこそできることです。
「いや、でもモノマネは嫌なんだよな〜」と思うかもしれません。
でもよく考えていただきたいのですが、
プロ歌手の誰もが自分の好みの声(もしくはビジネス的にお客さんにウケる声)を作って歌っているんですよね。
例えば、あの平井堅さんだって元からあの柔らかい美しい声ではなくて、
元々はガッツリと張った地声のような男らしい声でしっかりと歌う歌い方でした。
(ぜひデビュー当時のCDを聴いてみてくださいね)
それを当時の女性のボイストレーナーに、「甘い声の方がお客さんにウケる」と言われて、
ガラッと歌声を変化させています。
まるで別人レベルです。
そのほかにも
Aという歌手は、喉を前上方向に引きあげて歌う癖がある
Bという歌手は、喉を前下方向に引き下げて歌う癖がある
などなど、
誰もが皆、好みの筋肉の使い方だったり、共鳴のさせ方をさせているのです。
例えば、髭男の藤原さんだって喉をがっつりと前下に引き下げて歌えば、
別人のようなオペラチックな声になりますよ笑
あの爽やかな声はどこへやら〜〜〜となることは間違いありません。
誰だってみんなそんなものなのです。
(馬鹿にしているわけではないので、お許しください)
ですから、モノマネという考え方ではなくて、
好みの声の出し方を探すために、発声を極めていく
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という考え方でいきましょう。
あなたの声の中で必ず「これだ!」と納得できる声が見つかります。
その声があなた自身の一番魅力的な声なのです。
そしてそのためには、発声の可能性を広げておくために、
確かな知識を頭にインプットしておく必要があります。
僕も、
ある歌手の声を聞いたときに、
「この声いい声質だな!」
「うわ、この声質嫌い!」
と声の好みで判断してましたけど、そんなことは本質じゃなかったんですよね。
自分の好みの声質じゃないだけで、歌が上手くて発声が上手な歌手はいくらでもいるわけですからねw
だからそうじゃなくて、
この歌手は、〇〇の声色が強く聴こえるから、
△△の筋肉が強く働いているんだな。
じゃあ今のところ自分には△△の筋肉が足りないから、××のトレーニングを◎◎の点に注意して
△△の筋肉を鍛えよう。
このように、
ここまで深い知識を持ってしてトレーニングをするからこそ、
「確実にゴールにたどり着ける」という絶対的な確信を持ってボイストレーニングをすることができるのです。
僕はそのことに気づくのに時間がかかってしまいました。
ボイストレーニングに
”なんとなく”や”感覚”の要素は1mmもありません。
全てのトレーニングには根拠があります。
根拠のあるボイトレを実践できれば、声質は誰でも自由自在に操れるようになっていきます。
「声質が悪いから、、」と気にして、本当の自分の魅力的な声を探すこと・知ることがないまま
ボイストレーニング自体を諦めてしまうのは本当に本当にもったいないことです。
もちろん、声質に限らず歌そのものにセンスや才能は必要ありません。
音域
声質
声量
ビブラートなどのテクニック
…etc
全てのスキルは正しい知識と努力で、どこまでも声は変えていけます。
一緒に頑張りましょう。
追伸
声質を変える方法の一つに”喉の位置を動かす”というものがあります。
喉は、上、下、後ろ上、後ろ下、
と色々な方向に動かすことができるんですね。
そこでこの特典では、声質を変えるきっかけになるように、
喉を様々な方向に動かすための方法を解説していこうと思います。
「大袈裟だな」
「変な声だな」
と思うかもしれませんが、最初はこれくらい大袈裟にやらないと難しいので
騙されたと思って最初にキッカケを掴むために練習してみてくださいね。
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