素晴らしい個性を作り出すボイトレ

 

こんばんは、ボイストレーナーの金子太登です。

 

 

今日は、

 

ボイストレーニングで素晴らしい個性を生み出す

 

というテーマでお話していきます。

 

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僕の生徒さんとお話してきたので、その内容です。

 

 

金子「お久しぶりです、Pretender歌えるようになってよかったですよね。本当に。」

 

 

Aさん「ありがとうございます。最初は裏声でも無理でしたからねw

 

 

いまだに本当に奇跡としか思えないです。ありがとうございます。」

 

 

金子

 

「これからさらに地声感を出せるといいですよね。ベルティングとか。

 

何はともあれよかったです。」

 

 

Aさん

 

 

「正直言うと、

 

 

ボイトレをやるとみんな同じ声になるんじゃないかって思ってて、ちょっと怖かったんですよ。

 

 

個性がなくなっちゃうんじゃないかなーって。」

 

 

金子

 

「いや、それはありえないですよ。笑

 

ボイトレはむしろ歌唱の選択肢を広げて、素晴らしい個性を生み出すためのものですからね^^

 

 

Aさん

 

「本当に歌唱の選択肢が広がって、今までになかった歌い方をできるようになりましたし、

 

組み合わせることもできるようになりました。

 

ありがとうございます。」

 

 

といった感じでお話していたのですが、

 

 

適切なボイトレって、

 

 

「こう歌うべきだ!」

 

とか

 

「この声が素晴らしい!」

 

 

と、価値観を押し付けるものじゃなくて、

 

 

喉の自由度を高めて、

 

歌唱の選択肢を圧倒的に増やすことがボイストレーニングの本質なんですよね。

 

 

張り上げはだめだ!

 

ミックスボイスが一番だ!

 

喉は上げちゃいけない!

 

喉は下げるのが一番だ!

 

 

こんなふうに、本来の声の無限の可能性を狭めてしまうのは、あまりにももったいないのです。

 

 

喉の機能を根本から高めれば、

 

 

張り上げたっていいし、

 

地声のように高音を出したっていいし、

 

 

裏声のように優しく高音を出してもいい。

 

 

小さくて繊細な声量で歌ってもいいし、

 

 

パワフルで壁にヒビが入るほどの声量を出してもいい。

 

 

喉を極端に上げて薄っぺらい声を出してもいいし、

 

 

喉を深く下げて、オペラチックな声を出してもいいし、

 

 

その両方を行ったり来たりしてもいい。

 

 

カッコよくがなってもいいし、

 

 

シャウト、にデスボ、スクリームもOK。

 

 

ゆったりした美しい自然なビブラートに、

 

 

素早くて勢いのあるビブラート

 

息を漏らした切ない声

 

…etc

 

どんな声だってOKです。

 

全てが立派な技術なのです。

 

 

ダメな声なんて一つもありません。一つもです。

 

 

喉の機能を根本から高めれば高めるほど、歌唱の選択肢は無限に増えますし、

 

 

その状態で、僕らがどう歌うかは自由なんです。

 

 

「ボイトレは個性を失わせる」と言われたりしますが、

 

 

それは指導者の価値観を生徒さんに押し付けるボイトレだからであって、

 

 

喉の機能を根本から高めるボイトレは、むしろ

 

シンガーにたくさんの歌唱の選択肢を与えてくれて、

 

素晴らしい個性を生み出す強力な後押しをしてくれます。

 

 

取り外し可能な武器をいくらでも身につけていけるのです。

 

 

だからこそ

 

僕らはいつもと変わらず、

 

喉の機能を根本から高めるボイストレーニングをしていきましょう。

 

 

“こう歌わなければならない”なんて、そんな固定概念は取っ払って、

 

あなたの喉本来の自由度をとことん高めて、

 

 

どんな声も自由自在に操れるようになっていきましょう。

 

 

そして、理想通りに歌えるように頑張りましょう。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。