ベルティングとミックスの違い 

 

こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

 

 

昨日は、地声のまま高音を叩き出す

 

“ベルティングボイス”のお話をしたのですが、

 

 

朝起きて、ぼんやりスマホを眺めていたら、

 

ゆうに100件を超える大量のメッセージが届いてて泡吹きました。笑

 

 

メッセージくださった皆さん、本当にありがとうございます。

 

 

さて、大量にいただいたメッセージをひとつひとつ読んでいると、

 

 

ミックスボイスをなんとか地声っぽくしようと、

 

色々な手法で頑張っている方が多いんだな‥

 

ということが分かってきました。

 

 

確かに、思えば僕自身も

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ミックスボイスにエッジ(ボイス)を混ぜてみたり、

 

ミックスボイスを鼻に響かせたり、

 

お腹を押しながらミックスを出したり。

 

 

 

ミックスボイスを強化するための

 

ありとあらゆる方法を試してきました。

 

 

 

でも、結論から言うと無理でしたね。笑

 

 

というのも、

 

そもそも、ミックスボイスは高音をパワフルに出すためのスキルではない

 

からです。

 

 

 

本来のミックスボイスの定義は、

 

“地声と裏声がスムーズにつながるスキル”

 

です。

 

 

これ以上でもこれ以下でもありません。

 

 

低音は、地声で出す。

 

高音は裏声で出す。

 

 

そして、その間をスムーズに繋いでくれる存在がミックスボイス。

 

 

そんなふうに捉えてもらっても大丈夫です。

 

 

 

だからこそ、上手にミックスボイスで高音を発声できたとしても

 

当然、高音は裏声っぽくなるわけです。

 

 

よくよく考えてみれば当たり前のことなんですけどね。

 

 

 

でも当時の僕はそのことを知らなかったので、

 

くる日もくる日も、ミックスボイスをピッカピカに磨き上げてました。

 

 

だから、

 

もし先生にベルティングの存在を教えてもらってなかったら、

 

今ごろ裏声にしか聞こえないヘロヘロ声で我慢しながら歌っていたと思います。

 

 

(というよりは、そもそもボイストレーナーになれていないですね。)

 

 

そう思うと、やっぱり無知は怖いものですね。

 

北海道に行きたいのに、沖縄に向かって走っていたわけですから。

 

 

それを考えると正直、ゾッとします。

 

 

だからこそ、

 

高音をパワフルに出すのが目的なら

 

僕のスクールではベルティングを習得することを推奨していますし、

 

実際、僕の生徒さんにも教えていて結果も出ています。

 

 

 

昨日も、ベルティングを教えている生徒さんから音源をもらったのですが、

 

圧巻すぎて開いた口が塞がりませんでした。

 

 

許可もらったので、皆さんに共有しますね。

 

 

【音源:】

 

 

 

これでも十分な歌唱力ですけど、

 

まだまだ地声感と声量が出る予定です。

 

そう考えると、もはや人間やめる勢いじゃないか?

 

 

そう、本気で思い始めています。笑

 

 

冗談はさておき、

 

ベルティングにはそれほどまでに一気に歌唱力を高める力があります。

 

 

 

だからこそ、今もしミックスボイスを強化しようとしていて

 

地声感が出なくても、まったく諦める必要はないです。

 

 

 

むしろそれが普通です。

 

地声感という一点においては、ミックスボイスでは明らかに限界があるのです。

 

 

 

ミックスボイスにこだわる必要なんてなくて、

 

ミックスボイスとベルティングを習得して、用途に合わせて使い分ければOKです。

 

 

一緒に、最高のベルター目指して頑張りましょう。

 

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